入口 > fly me to the moon (my love)

fly me to the moon 9

この前の話はこちら→fly me to the moon 8
fmttm-5
果てたあと、僕たちは、抱き合いながらキスをした。
ひょんを見ると、まだ息が乱れていて。
ベッドを汚した僕は、バスルームからタオルを取りに行こうと起き上がる。

「ちゃんみな・・・まだ・・・ここにいて・・・」
「・・・・・・ん」

ひょんは、僕のそれをきれいにしてくれた。
何度も・・・何度も・・・唇に、ほっぺたに、瞼に、キスをしながら・・・。

男を初めて・・受け入れた。
僕は、ぼんやりそのことを考えた。
でも・・・それはさほどの衝撃じゃなくって・・・ただ、ひょんと繋がれたことのほうが、
僕にとっては大切なことで。

嬉しかった。
現実の痛みが体に刻まれたとしても・・・それは僕にとってはひょんとの、絆なんだ。

「・・・・顔を・・・見せて・・」

ぼんやり部屋の天井を見つめていると、ひょんは僕の顎をつまんで、引き寄せる。

「・・ちゃんみな・・・・・心配なんて・・・するな・・・」

女優さんの誘い、フレンドリーすぎるひょんを心配してたことを、思いだした。
僕は涙がこみあげてきた。

「・・・泣くな・・ちゃんみな。・・俺は・・・・どこにもいかない」

涙がこぼれる。
だって・・・ひょん。僕はひょんが好きなんだ。
好きで好きでたまらなくって、僕はどうしようもないんだよ。

「・・・ずっと・・毎日・・お前の顔を見ていたい。お前と・・毎日、愛しあいたい」

ひょん・・・・僕も・・・。できることなら・・・ずっとこうしていたいんだ。

「だから・・・俺を・・信じろ・・」

また、涙が一粒・・・零れた。
僕はひょんを見つめて・・頷いた。

ひょんは、ちょっと笑って、僕を腕の中に引き寄せてくれた。
ひょんの鼓動が直に伝わってきて・・・僕は・・・その音とリズムが心地よくって・・安らかな気持ちになった。


翌日、僕とひょんは、帰国した。
つかの間の海外での仕事だったけど、ひょんといつか、旅行に行きたい・・と思った。
2人っきりで・・どこかに。
窓の外に絨毯のように一面に浮かぶ雲を見ながら、そう思っていると。

ブランケットの下から、ひょんが手を伸ばしてきた。
ひょんは何も言わずに、僕の手を探り、繋いでくれた。

これは・・ひょんと僕だけの・・秘密。
僕とひょんは・・・互いに好きあってる・・っていう秘密。

手を伸ばせば、いつだってひょんはいてくれる。
もし、仕事で離れたとしても・・・いつも心は一緒だ。

ひょんの手のぬくもりを感じながら・・僕は・・静かに目を閉じた。

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fly me to the moon (my love)

fly me to the moon 9

2012/06/04
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果てたあと、僕たちは、抱き合いながらキスをした。
ひょんを見ると、まだ息が乱れていて。
ベッドを汚した僕は、バスルームからタオルを取りに行こうと起き上がる。

「ちゃんみな・・・まだ・・・ここにいて・・・」
「・・・・・・ん」

ひょんは、僕のそれをきれいにしてくれた。
何度も・・・何度も・・・唇に、ほっぺたに、瞼に、キスをしながら・・・。

男を初めて・・受け入れた。
僕は、ぼんやりそのことを考えた。
でも・・・それはさほどの衝撃じゃなくって・・・ただ、ひょんと繋がれたことのほうが、
僕にとっては大切なことで。

嬉しかった。
現実の痛みが体に刻まれたとしても・・・それは僕にとってはひょんとの、絆なんだ。

「・・・・顔を・・・見せて・・」

ぼんやり部屋の天井を見つめていると、ひょんは僕の顎をつまんで、引き寄せる。

「・・ちゃんみな・・・・・心配なんて・・・するな・・・」

女優さんの誘い、フレンドリーすぎるひょんを心配してたことを、思いだした。
僕は涙がこみあげてきた。

「・・・泣くな・・ちゃんみな。・・俺は・・・・どこにもいかない」

涙がこぼれる。
だって・・・ひょん。僕はひょんが好きなんだ。
好きで好きでたまらなくって、僕はどうしようもないんだよ。

「・・・ずっと・・毎日・・お前の顔を見ていたい。お前と・・毎日、愛しあいたい」

ひょん・・・・僕も・・・。できることなら・・・ずっとこうしていたいんだ。

「だから・・・俺を・・信じろ・・」

また、涙が一粒・・・零れた。
僕はひょんを見つめて・・頷いた。

ひょんは、ちょっと笑って、僕を腕の中に引き寄せてくれた。
ひょんの鼓動が直に伝わってきて・・・僕は・・・その音とリズムが心地よくって・・安らかな気持ちになった。


翌日、僕とひょんは、帰国した。
つかの間の海外での仕事だったけど、ひょんといつか、旅行に行きたい・・と思った。
2人っきりで・・どこかに。
窓の外に絨毯のように一面に浮かぶ雲を見ながら、そう思っていると。

ブランケットの下から、ひょんが手を伸ばしてきた。
ひょんは何も言わずに、僕の手を探り、繋いでくれた。

これは・・ひょんと僕だけの・・秘密。
僕とひょんは・・・互いに好きあってる・・っていう秘密。

手を伸ばせば、いつだってひょんはいてくれる。
もし、仕事で離れたとしても・・・いつも心は一緒だ。

ひょんの手のぬくもりを感じながら・・僕は・・静かに目を閉じた。

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fly me to the moon 8

2012/06/03
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fly me to the moon 7

2012/06/01
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fly me to the moon 6

2012/05/31
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fly me to the moon 5

2012/05/30
この前の話はこちら→fly me to the moon 4
ひょんと分かち合えたこと。
それが僕には嬉しくって・・涙が出た。

「ちゃんみな・・・泣かないで・・。お前がそんな顔すると・・たまらなくなるから・・」

ひょんは、僕が悲しくって泣いてるように見えるのかな。
優しく抱きしめられて、おでこ、瞼、鼻の先、そして唇に軽くキスをしてくれた。

僕もひょんも、思った以上に体力を使って、シャワーも浴びずにそのまま寝てしまった。
はじめて繋がった・・・夜。


翌朝、早朝から仕事が入っていて。
2人は飛び起きて、争うようにシャワーを浴び、
洋服を着て、朝食も取らずに宿舎を飛び出した。

車に乗り込み、一息つくと。
まるで昨夜の出来事が幻のように思えた。

また一日が始まる。
僕はそっと横に座っているひょんを見た。
ひょんも、僕を見ていて。
2人で笑った。
そして、こっそり。
気づかれないように、手を繋いだ。

その日は空港から海外に飛び、
CF撮影の仕事が入っていた。

海外に行くと、また違った解放感があって。
仕事自体は何テイク撮ったかわからないほどだったけど、
ひょんも僕も精力的に仕事をこなした。

とってもキレイな女優さんも一緒に仕事をすることになっていて。
髪の毛が長くて、しなやかな体つきはドレスの上からでもくっきりわかるほどで迫力があった。
挑発的な目つきは・・男だったらみんなが気になるだろうな。

案の定。
仕事が終わって、ふとひょんを探すと。
ひょんは、その女優と親しげに話していた。

また・・ナンパされてんのか・・?
ひょんは確かにどこに行っても、誰とでもフレンドリーで、
そんなことしてたら、ひょんとしゃべった人は全員誤解する。

僕はちょっとイラッとして、
2人の仲に割り込んで、ひょんの腕をひっぱった。

「すみません。お話し中のところ。ひょん、ちょっといい?」
「な~に?ちゃんみな・・。あ、すみません。ちょっと席はずします」

笑顔なんて振りまくな。
僕は余計イラッとして、ひょんを階段を下りた踊り場まで有無も言わせずひっぱって連れて行った。

「どうしたの?ちゃんみな・・。なんかコワいな」
「どうしたもこうしたもない!なんであんな、デレデレするんだよ。誤解されるよ、ひょん」

ひょんは一瞬言葉を失って。
次の瞬間、ぷっと吹き出す。

「あ~!ちゃんみな!!さては・・・あの女優さんに嫉妬してるの?」
いたずらな目つきで僕を見る。

「なっ、何言ってるんですかっ!!??嫉妬??」

僕は図星を指されると、敬語を使ってしまう。
ひょんは一人で焦ってる僕を見て、くすくす、あははは!と笑ってるし。

余計ムカついてきた。

「嫉妬なんかっ、してないですよっ!!ただ、あんなふうに接する必要は全くないですっ!」
「わっかりました。ちゃんみん。もうすぐ仕事もあがるから、挨拶しにいかなきゃ。ね?」

ひょんのその笑顔に、僕は結局丸めこまれて、また撮影場所に戻る。

撮影も無事終わって、スタッフ一人ひとりに挨拶、ハグするひょん。

また・・・!
もうひょんは、ボディータッチが多すぎて、こんなんじゃ、男からも襲われるぞ!?

その時に、あの女優が僕のところに、すっと近づいてきた。

「ちゃんみんさん・・・?あの・・・このあと・・ゆんほさんをお食事に誘いたいのだけど・・いいかしら・・?」

僕は目を丸くしそうになったけど。
いけない、いけない。
努めて冷静に対処しなきゃ。

「・・・・。どうでしょうね。ひょんに聞いてみたんですか?」
「いえ。まだこれから。」

だから言わんこっちゃない。
ひょんは無駄にフェロモンをまき散らす、罪つくりな野郎だ。

僕はひょんを遠目に睨みつけて、腕を組んで事の成り行きを見ることにした。

あの女優が、そっとひょんの近くに行って、何かを話している。
こそこそ耳打ち話をしていて、気にいらない。

ひょんはその女優の口元に耳を近づけて、何かを聞いている。
どうせ、誘われてんだろ?

僕は拳を握りしめて、黙ってその一部始終を見ていた。

ひょんは終始笑顔で、何かを言っている。
まさか、その女優からのオファーを受けてるんじゃないだろうな・・・。

スタッフが後片付けをし始めて。
ひょんが、僕を見つけてこっちに走ってきた。

そのにこやかな笑顔。
たまらなくイラついてきた。

「なに?ちゃんみん。仁王立ちして・・・。やっぱりコワいよ。どうしたの?」

僕が知らないとでも思ってるのか?

「なに、話してたんだよ?」

僕は、冷静さを努めて装って、ひょんに聞く。

「ああ。あの女優さんがね、この後お食事どうですか?って誘ってくれたんだ」
「・・・で?」

「ちゃんみんも一緒だったら行きます、って言った。」
「は?」
僕は、ひょんの顔を二度見した。

「だから・・ちゃんみんと一緒だったらって言ったんだよ。」
「・・・ぼ、ぼくは行きませんよっ・・!」
「ふふっ。そう言うと思って、断っちゃった。」
「えっ?」
「だって、僕もちょっと疲れてるし。ちゃんみんだってそうでしょ?僕、早くホテルに行って休みたいよ」

ひょんは、その女優さんの思惑を知って、そんな風に言ってるのか。
それとも、なんも考えなしなのか。

どちらにしても、僕は怒ってるんだ。
ひょんのヤツ、簡単には許さないからな。

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ゆのって他人との距離がとっても近いですよね。
それが彼のよいところでもあり、悩ましいところでもあります。。。
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