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justify my love 7

この前の話はこちら→justify my love 6
部屋に戻ったって、眠れるわけがない。
あそこまで行って、引き返すなんて・・・。

お前を思い切り、傷つけた。
そして、かっこわるい、俺。
サイテーだな。

眠れないまま、時計の秒針の音だけが、異様に大きく聞こえて
俺の心は、一秒一秒刻まれるたびに、チクチクと痛む。

たぶん、お前も眠りにつくことなんて・・・できないだろう。
jml7
結局、眠れなくて、朝方リビングに行くと・・。
お前はキッチンに立って、朝食を作っていた。

その後ろ姿が・・・やっぱり、たまらなく愛おしくて。

お前は、俺の気配に気がつくと、
振りかえって、伏し目がちに俺を見る。

目がちょっと腫れていて。

・・・このままで・・・いいわけ、ないよな。


「・・・・ちゃんみな・・・。おはよ」
「・・・・・・おはよ」

「・・・・きのうの事・・・お前に言っておきたいことが、あって」
「・・・・ん・・」

お前の体を下にして
お前の体を・・侵食しようとした俺。
親密すぎた・・・夜。

「・・・・・お前を抱きたい、と思った気持ちに・・・ウソはないんだ。」
「・・・・ん・・」

「・・・ただ・・・」
「・・・・・ただ・・なに・・?」

「・・・俺も・・・お前も・・・男で・・・。お前と・・そんな関係になること―――」
「怖かったんだね?」
俺の言葉を待たずに、お前が言う。

「・・・ひょんは、僕に聞いたでしょ?『怖いか・・?』って・・」
「・・・ああ・・」

「僕は・・怖くなんか・・・なかった・・。」
「・・・ん・・」
「・・あれから・・全然眠れなかった・・。おかげでこのざま・・」

お前は、ちょっと笑って、腫れた目で俺を見つめる。

「お前が欲しかったけど・・・でも・・・」
「・・・でも・?」

「・・・俺のエゴで・・お前を壊すんじゃないかって・・それが・・怖くって・・」
「・・僕を・・・壊す?」

ああ・・。
俺の想いが強すぎて、お前を無茶苦茶に・・壊すんじゃないかと、自分が怖かった。
それと・・・。
お前を・・引き返せないところまで、連れて行ってしまったら・・・。
また・・・2人で地獄を見ることになるんじゃないかって。

「・・・ひょん・・」

穏やかな顔をした、お前は。
俺を・・・責めないんだな。

今の俺は、無駄に苦悩に満ちた顔をしてるに違いない。

「・・・僕のこと・・・好き・・?」

真正面から聞くお前に。

「・・・・ん・・」
「そんなんじゃなくって・・・好きか嫌いか聞いてるんだよ」

「・・・好きだよ」
「・・僕が・・欲しい・・?」

「・・・すごく・・欲しいよ・・・」
「・・・・どんなふうに?」
「・・全部・・・欲しい・・」

お前はふいに俺に近づき、唇を重ねる。

「・・・僕は、ひょんのそばにいたいだけ。・・」

ひょんが疲れた時は、僕がそばにいて、慰めてあげる。
ひょんが嬉しい時は、僕も一緒になって、喜ぶよ。
ひょんが夢を語る時は、その中に僕がいたい。

ひょんが僕を愛してくれるのなら・・・僕はそれを全部、受け止めたい。
ひょんの全部を・・・ひょんがいいっていうなら・・・共有したい。

そういって、またお前は・・俺にキスをする。

「ずっと・・ずっと・・ひょんに伝えたかったけど・・ずっとできなかったから。
待ちくたびれるところだった」

そう言って、またお前は笑う。

「ひょん・・・?」
「ん・・?」

ひょんが、本当に僕を愛おしいと思って、
なんの罪悪感も
なんの不安も
なんの心の足かせもなくなった時・・・

その時は・・・僕を抱いて。


「・・・わかった・・・・」
「ひょん・・愛してるから・・・」

お前は
いつから、そんなに強くなった・・・?
俺がひるんだことさえ、お前は責めないで。
気持ちを真正面から俺に伝えてくる、お前。


「俺も・・・愛してる・・・」

キッチンに戻るお前の背中に、
俺は呟いた。


お前に、この声が・・届いたかな。
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justify my love (yoonho's side)

justify my love 7

2012/05/26
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部屋に戻ったって、眠れるわけがない。
あそこまで行って、引き返すなんて・・・。

お前を思い切り、傷つけた。
そして、かっこわるい、俺。
サイテーだな。

眠れないまま、時計の秒針の音だけが、異様に大きく聞こえて
俺の心は、一秒一秒刻まれるたびに、チクチクと痛む。

たぶん、お前も眠りにつくことなんて・・・できないだろう。
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結局、眠れなくて、朝方リビングに行くと・・。
お前はキッチンに立って、朝食を作っていた。

その後ろ姿が・・・やっぱり、たまらなく愛おしくて。

お前は、俺の気配に気がつくと、
振りかえって、伏し目がちに俺を見る。

目がちょっと腫れていて。

・・・このままで・・・いいわけ、ないよな。


「・・・・ちゃんみな・・・。おはよ」
「・・・・・・おはよ」

「・・・・きのうの事・・・お前に言っておきたいことが、あって」
「・・・・ん・・」

お前の体を下にして
お前の体を・・侵食しようとした俺。
親密すぎた・・・夜。

「・・・・・お前を抱きたい、と思った気持ちに・・・ウソはないんだ。」
「・・・・ん・・」

「・・・ただ・・・」
「・・・・・ただ・・なに・・?」

「・・・俺も・・・お前も・・・男で・・・。お前と・・そんな関係になること―――」
「怖かったんだね?」
俺の言葉を待たずに、お前が言う。

「・・・ひょんは、僕に聞いたでしょ?『怖いか・・?』って・・」
「・・・ああ・・」

「僕は・・怖くなんか・・・なかった・・。」
「・・・ん・・」
「・・あれから・・全然眠れなかった・・。おかげでこのざま・・」

お前は、ちょっと笑って、腫れた目で俺を見つめる。

「お前が欲しかったけど・・・でも・・・」
「・・・でも・?」

「・・・俺のエゴで・・お前を壊すんじゃないかって・・それが・・怖くって・・」
「・・僕を・・・壊す?」

ああ・・。
俺の想いが強すぎて、お前を無茶苦茶に・・壊すんじゃないかと、自分が怖かった。
それと・・・。
お前を・・引き返せないところまで、連れて行ってしまったら・・・。
また・・・2人で地獄を見ることになるんじゃないかって。

「・・・ひょん・・」

穏やかな顔をした、お前は。
俺を・・・責めないんだな。

今の俺は、無駄に苦悩に満ちた顔をしてるに違いない。

「・・・僕のこと・・・好き・・?」

真正面から聞くお前に。

「・・・・ん・・」
「そんなんじゃなくって・・・好きか嫌いか聞いてるんだよ」

「・・・好きだよ」
「・・僕が・・欲しい・・?」

「・・・すごく・・欲しいよ・・・」
「・・・・どんなふうに?」
「・・全部・・・欲しい・・」

お前はふいに俺に近づき、唇を重ねる。

「・・・僕は、ひょんのそばにいたいだけ。・・」

ひょんが疲れた時は、僕がそばにいて、慰めてあげる。
ひょんが嬉しい時は、僕も一緒になって、喜ぶよ。
ひょんが夢を語る時は、その中に僕がいたい。

ひょんが僕を愛してくれるのなら・・・僕はそれを全部、受け止めたい。
ひょんの全部を・・・ひょんがいいっていうなら・・・共有したい。

そういって、またお前は・・俺にキスをする。

「ずっと・・ずっと・・ひょんに伝えたかったけど・・ずっとできなかったから。
待ちくたびれるところだった」

そう言って、またお前は笑う。

「ひょん・・・?」
「ん・・?」

ひょんが、本当に僕を愛おしいと思って、
なんの罪悪感も
なんの不安も
なんの心の足かせもなくなった時・・・

その時は・・・僕を抱いて。


「・・・わかった・・・・」
「ひょん・・愛してるから・・・」

お前は
いつから、そんなに強くなった・・・?
俺がひるんだことさえ、お前は責めないで。
気持ちを真正面から俺に伝えてくる、お前。


「俺も・・・愛してる・・・」

キッチンに戻るお前の背中に、
俺は呟いた。


お前に、この声が・・届いたかな。
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justify my love 6

2012/05/25
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justify my love 5

2012/05/20
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justify my love 4

2012/05/19
この前の話はこちら→justify my love 3
お前の、その顔。
昔から、ずっと見てきたお前の顔なのに。
全然見知らぬ顔のような気さえする。

お前がこんな表情を俺に見せるようになったのは
いつからだったかな。

お前の瞳は大きく、俺を見ているようで、見ていない。
俺を通り越して、その後ろの空(くう)を見てる。

俺が
そうさせてしまったのかな。


「お前は・・・・心配しなくて・・いい・・」


・・・ん・・わかった・・。
そう、お前は呟く。

それ以上、何にも聞かないんだな。
俺を責めない、お前は。
俺の、なんの優しさもないような言葉で、自分を納得させる。
以前のお前なら・・・。
こんな俺に真正面からぶつかってきたのに。

俺とお前の間には
埋められない溝が、どんどん広がっていく。
お前はそれを無理にでも縮めようとはしない。

いや。
俺が。
お前を遠くに追いやっていたんだ。

お前は俺が女と会っていることを想像しながら
ヤキモチを焼いてたの?

お前が
勝手に作り上げた・・・俺の女。

好きな女なんて、そんなの、どこを探してもでてきやしないよ、ちゃんみな。
それに・・・女なんて、俺にとってはどうでもいい。

俺だって思う。
俺が命をかけて守りたいと思わせる人間が、女であれば。
俺は、ここまで堂々巡りをすることもなかった。

まだ、いまなら。
お前を取り戻せるなら。
もしお前の前で、俺が素直になれるのなら・・・。

俺はどんな風に
お前を愛したら、いいのかな。

俺の情熱を、すべてお前に注いだら
お前はそれを受け止められるのかな。



jml-4.jpg



ステージから降りて楽屋に向かう時、
またゴシップ好きの輩が、お前の恋バナの話をしていた。

耳障りで仕方ない。

そのうち、一人がお前に近づき、
お前をからかった。

おい、聞いたぜ。
ちゃんみな、お前、なんだかヤバい奴好きになったって?

お前は何の反応もしない。

聞いてるのかよ。
お前の相手は、どこのどんなビッチだよ。

お前は
やっぱり無視を決め込む。

俺は頭に血がのぼり
カッとなった。
そいつにも、ムカムカしたし。
同時に、そんな奴をほっておく、お前にも。
俺は我を忘れて、そいつの襟元を掴んでいた。


やめて・・ひょん。


俺の手を掴み、小さな声で俺を制する。

「でも・・・!」


・・・お願いだ。

懇願するような眼差しでお前は、静かに、でもきっぱりしていた。


お前がそこにいなければ
俺はそいつとケンカをしてただろう。
そして、お前の噂が原因で、俺がケンカをしかけたということも
どっちにしろ、後々、お前の耳にも入ったんだろうな・・。

帰りの車の中でも
お前は何も話さない。

宿舎に戻っても
お前はやはり何も言わない。

部屋に黙って戻り、ドアを閉めるお前。

俺は
もやもやした気持ちで、
お前のドアをノックする。

お前は、部屋に入ってきた俺に
ふいに顔をあげて言う。

ひょん・・・どうしたの・・?

どうしたもこうしたもない。
なんであんな奴ら、あのままにしておくんだよ?

お前は、力なく笑う。

ひょん・・・いいんだ。

何がいいんだよ?
お前を侮辱して、俺は全然よくない。

お前はそんな俺を目の前にして、
穏やかに言う。

ひょん・・・・ありがと・・・守ってくれて・・・。
嬉しかったよ・・・。

俺は、わけがわからない。
こんなにあっけなく、素直なお前。

「ちゃんみな、ああいう奴らはちゃんと言わないと---」

いいんだ、僕が一番よく・・・わかってるから。
だから、いいんだよ・・・ひょん。

お前は俺にそう伝えたお前の顔は、穏やかで平和で
儚そうで・・・。

お前が・・・
どこかに消えてしまいそうな気さえした。

俺の手を離れて
どんどん・・・遠くへ行ってしまいそうで。


俺は無我夢中で、お前を引き寄せ
胸の中でお前を抱いた。


お前に・・・伝わるか・・?
俺の・・声にならない、声が・・・。



お前の手を・・・離しちゃいけない。


俺が


お前の手を離さない。


お前が嫌だと言ったって


俺は


絶対にお前を行かせない。


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やっと2人は結ばれるのかな。


justify my love 3

2012/05/17
この前の話はこちら→justify my love 2

お前が・・・いない。

お前が・・・。


俺は一瞬、頭が真っ白になった。

いるはずのお前が・・。
ここに・・・いない・・・。

冷静になれ。

俺は自分に言い聞かせて、考えた。

もしかしたら、友達の家に行ってビールでも飲んでるか。
それとも・・・俺への当てつけで、俺を心配させようと黙って出て行ったのか。

昼間のお前は
穏やかな笑みさえ浮かべて
俺を送り出したじゃないか・・・。

ひょん・・・気をつけて・・・帰ってきて。

お前の言葉が、何度もリフレインする。

いや。・・・。

こんな夜更けにお前は、どこにいるのか。
もしかして、また一人で泣いてるんじゃ・・・。

自分勝手なことばかり想像して、
結局は
その原因を作ったのは、この俺じゃないか・・・

俺は苦笑した。

ほっておけばいい。
ここで俺がまたお前を追いかけたら
お前をまた追い詰め
また泣かせることになる。

・・・いや、だめだ。
ほっておけないんだ、ちゃんみな。

そう思って俺はお前を探しに行こうとした。

ふと自分の部屋の前を通ると
ドアがちょっとだけ開いていた。

いつもの俺ならそんなこと、なんの気にもならないのに。
俺は、足を止めて
ドアを開け、暗い部屋を目を凝らした。





お前がいた。





俺のベッドで

お前は小さな息で眠っていた。

まるで・・・お前は、一人で・・寂しくて、遊ぶ相手を失くした子犬のような
そんな背中を見て俺は・・・せつなくなった

お前は
俺を待っていたの?

俺の匂いのするベッドで
俺を想っていたの?



closer17-1.jpg



こんな暗い、誰もいない、部屋で。
俺の帰りを、待ち疲れて・・ここで寝ちゃったのかな。


俺はベッドに腰掛け
月明かりにぼんやり照らされた、お前の顔をみた。

泣いた跡があった。

泣き疲れて寝ちゃったのか・・・。

お前は・・・小さい子供のようで
俺はたまらなくなった。



お前を抱きたい


そう思った。


俺はお前を起こさず
ゆっくりとお前のそばに横たわり

お前の頭を俺に引き寄せ

まるで俺自身にお前を縫いつけるように・・・
お前を抱きよせた。

お前は俺の腕の中で寝息をたてている。
このままで・・・もし・・許されるのなら。
ずっと・・・ずっと・・・。



jml-1.jpg



気がつくと、お前はまだ俺の横で眠っていた。
カーテン越しに朝日が緩く差し込む。

俺は眠りから醒めて、まどろみながら
お前の寝顔を見つめた。

お前は、俺の気持ちに気がついていないだろう。
それでいい。
俺はお前のひょんだから。

かすかにお前の瞼が動いて
ちょっとだけ顔をしかめて、目を開ける。
至近距離からお前の顔を眺める俺と
目があったお前は、俺を見ていた。

何があったのか、意識がはっきりしないまま、
何かを考えているようだった、お前。


「おはよ、ちゃんみな」


俺はお前に囁く。

「昨日・・・俺を・・・待ってた?」

お前はまだわからないでいる。

「ひょん・・・?・・・なんで・・・?」

お前は大きな目で俺を、ただただ見つめて、驚いている。

「俺のベッドで・・・寝てたんだよ・・。覚えてる?」

ああ・・そうか・・という表情をする。
そして、バツ悪そうな表情が後追いする。

「ご・・ごめん。ひょんが帰ってこなかったから・・・心配で・・」

ぐっすり寝てたから起こさなかったよ。

そういえば、昔、よく一緒にベッドで寝たな・・・。

俺が笑うと、お前は、安心したような表情をする。
お前と目を合わせて、こんな風にほほ笑むことができるのは、どれくらいぶりだろう・・。

俺は起き上がり、キッチンへ水をとりに行こうとすると。
後ろから、お前が小さな声で・・呟く。

「ひょん・・・・彼女と・・・・うまく・・いってるの・・・・?」

俺は、一瞬、足を止めて。

お前は・・・・。
俺が、女と会ってると・・・思ってたのか・・・?
そう思いながら・・・毎日、俺を送り出してたのか・・・?

「いつも・・・夜・・おそいから・・。好きな人がいる・・・って言ってたし・・・」

お前は・・・そんなこと・・・ずっと・・ずっと・・・心に秘めてたのか・・・?
俺は、ゆっくりと振り向きながら、お前の顔を見た。

お前は俺を直視できない。
視線を下に傾けたその顔は、笑っているようにも、泣いているようにも見えた。


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