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チャンミンさんの出張【チャンミンさんとユノちゃんのお話】




今日、上司に呼ばれて、「今週末から出張に行ってくれ」と言われた。


初めての、出張。
そして、初めての、海外!


仕事を任せてくれるのはとっても嬉しい。


今回携わっているプロジェクトを進めていく上で、海外出張は必ずあるだろうと思っていたけれど。
想像してたより早くそれが来た。

出張のスケジュールを確認して、出発する前のミーティングが午後から開かれた。



その日の帰り道。

ちょっと興奮状態の僕。
アパートに帰ったら、早速ユノさんに言わなきゃ。
喜んでくれるかな。


おんぼろアパートが見えてきた。
いつもどおり、灯がついている。


「ただいまぁ」


「はぁ~い!」


ユノの声。
この声を聞くと、あぁ、今日も仕事が終わったという気持ちになる。


玄関のドアが開いて、ユノがにこぉっと微笑んで出迎えてくれた。


「チャンミンさん、おかえりなさい。お仕事お疲れ様でしたぁ」


おたまを持ったユノをぎゅっと抱きしめて、「ただいま、ユノさん」と囁くと。
「おかえりなさい、チャンミンさん」と、くすぐったそうにちっちゃな声でユノが言う。


あのね、ユノさん。僕、今週末から出張に行ってくるよ。

しゅっちょうですか?チャンミンさん、どこにしゅっちょうですか?

うん、海外だよ。

わぁぁ。チャンミンさん、すごいです!飛行機乗って行きますか?

うん・・そうだね。海外だから・・・。飛行機乗るよ、初めてね。


二人で台所で夕食の準備をして、「いただきまぁす!」とお箸を取る。


で、チャンミンさん、いつ行きますか?僕、準備お手伝いします!

え?ああ、うん。今週末から。

え~?じゃあ、もうすぐですね?


さすがチャンミンさんですね!って、ユノは自分のことのようにきゃっきゃと喜んでくれてる。


どのくらいいくんですか?と聞かれて。
うん、結構長いんだ。10日。


ユノは、とおか・・と呟いて・・台所へと立つ。

僕は何気にご飯を食べ続けたけど、ユノさんが戻ってこないから。


どうしたのユノさん?


ユノを追って、後ろから声をかける。


い、いえ・・。


どうしたの?


ユノは黙ってる。


言ってごらんユノさん?


僕・・・ちょっとだけ・・・ちょっとだけ・・さみしいです。
あっ、でも、ちゃんとお留守番してます。僕、大丈夫です!


にこぉって笑顔を見せるユノが、すごく愛おしくて。
後ろから、抱きしめる。


ユノさん、僕もさみしい。でも10日なんてすぐだ。たくさんお土産買ってくるよ。


はいチャンミンさん、僕、お利口にして待ってます。


心配かけまいと一生懸命なユノ。
そういえば、二人でこうして住み始めてから一日たりとも離れ離れになったこと、なかった。


出張に出かけるまでに、さみしがるユノをちょっとでも安心させてから行こう。
風呂に入ってから、パジャマを着てぽやんとしてるユノを引き寄せて。


ねぇ、ユノさん、写真撮っていい?

え?僕の写真ですか?今ですか?

うん。出張中にユノさんに会えるように、写真持ってく。いい?


着替えたほうがいいですか?、なんて聞いてくるから。
いいよそのままで。一緒に撮ろ、って、ユノを抱き寄せて、ほっぺたにちゅってする。
ユノが、きゃっ、て首をすくめて笑ったところをカシャッと撮った。


見てみると。
あはは、ユノさん、めちゃくちゃかわいい顔してる!
どれですか?ってユノが顔を近づけて、スマホの画面を覗き込んでくる。
ふふふ、これだよユノさん。すごくかわいいよ。

どれどれという顔をして、写真を見て、ユノが嬉しそうな顔をする。

チャンミンさんと僕・・・幸せそうな顔してますね?
そうだね。僕はとっても幸せだ。
・・・僕もです、チャンミンさん。

そう?幸せ?
・・・はい。幸せです。


ユノがぎゅっと僕の腕を掴んでくる。
だから、僕もぎゅっとユノを抱き締めて。


好きだよ、ユノさん。10日なんてすぐだからね。
こそっと囁くと、ユノはこくんと頷く。
・・はい。僕、安心しました。さっきまで・・ちょっとだけ、心配で寂しかったですけどもう平気です。
うん。僕も安心した。これでいつもユノさんに会えるから。

好きだよ、ってもう一度ユノさんに囁く。
大好きだ、いつも一緒だから。ね、ユノさん。
・・・はい、いつも一緒です。

好きだよ、ユノさん。
はい・・僕もチャンミンさんのこと、大好きです。いつも一緒です。だから・・安心して行ってきてください。
うん。・・・もう寝よっか。
はい!


もぞもぞと二人で布団に入って。
ひも引っ張って、電気消して。


あ!・・っと。今日はここまで。
これ以上は、ユノさんと僕の秘密です。





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