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stay gold 17




次の日、朝から大雨で。
学校も行きたくなくて。


おまけに鏡で自分の顔見たら、目が腫れてる。



昨夜のこと。


思い出したくないことが、僕の頭の中を占領してる。


ユノさんのスト-カ-みたいな自分。
こっそりユノさんを一目見れたらそれでよかったのに・・・。
ユノさんにも見つかって、ユノさんの彼女にも見られて。


せっかく電話をくれたユノさん。
僕は折り返し電話もしなかった。


こんなはずじゃなかったのに。
もっと・・・ユノさんと仲良くなれたら、ってずっと思ってたのに。


・・好きだったのに。


いや、今だって。


ユノさんのこと・・・好きなんだ。


学校に行ったら、「今日は部活は休み」って伝言が回ってきた。
この雨じゃあ無理だ、って。
筋トレするにも、体育館も空いてないし。
もう一日だけ休みにしようということになったらしい。


ユノさんに、会えない。


・・・会わない。


あわせる顔がない。


だから、よかったのかな。


安堵と落胆の混ざった感情。




雨が止まない。


僕の心にあるものを、全部この雨が洗い流してくれればいいのに。




「じゃあな、チャンミン!また明日!」


放課後に仲間に誘われたけど、僕はそんな気持ちにもなれなくて。


「ああ、また明日!」


手を振って、校門を出る。


ため息ついて、とぼとぼ歩いて。
横断歩道を渡ろうと、赤信号で止まったとき。


「・・・チャンミン?」





振り向くと・・・・ユノさんだった。





あっ・・・。


気がつかないほどの小さな声が出た。
一瞬、何があったのかわからないほど突然で。



信号が変わって、他の人は一斉に横断歩道を渡り始める。
傘をさしたまま、僕はそこに立ち尽くして。
返す言葉が見つからない。


視線を、あげられない。



「チャンミン・・・元気?」



ユノさんの優しい声が聞こえた。



「・・・これから、練習?」



うつむいたまま、首を横に振った。



「ちょっと、いい?」


僕の返事を待たずに、ユノさんは僕の手を掴んで。
何も言わずに、連れてかれた。





チャンミン6-1





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