入口 > スポンサー広告 > スポンサーサイトstay gold > stay gold 18

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

stay gold 18




ユノさんに手を引っ張られて。
されるがままの僕。


「ど、どこに行くんですかっ?」


やっと出た言葉。


角を曲がって、路地に入って。
人通りは全くない。


ユノさんは立ち止まって、僕の顔を見る。


「あそこだと話しずらいからさ・・。強引に引っ張ってきちゃったけど・・」


チャンミンも昨日の夜、俺に不意打ちしただろ?
だから、俺もおんなじことした。


そう言われて、顔がかぁっとした。
やっぱりバレてた。



・・・だから、おあいこ。



ユノさんが笑う。



きのう、ごめんな。
大会終わってもメ-ルしかしてなかったから・・・。チャンミン、気を悪くしたのかなって気になってた。


そんな・・!気を悪くしたなんて・・そんなこと・・ないです全然!


ユノさんのせいじゃないってわかってもらいたくて
そこは必死に否定した。



携帯に電話したんだよ、そのあと。夜遅かったから・・・チャンミン気がつかなかったんだろうなって。


気がついていないわけがない。


ユノさんは、優しい。

僕を追い詰めるようなこと、しない。



・・・・ごめんなさい。
素直に心からそう思ったから、謝った。



えっ、そんなチャンミン。謝ることじゃないよ。チャンミン何も悪いことしてないしさ!



ユノさんが、そんな風に僕を庇ってくれるから。
涙が出てきた。
泣いちゃいけないって思ったけど。


涙腺が崩壊したみたいに、止まらない。


チャ、チャンミン・・・泣くなよ。


そう言われて余計泣けてきて。

悲しかったから泣いたんじゃない。
ユノさんが優しくて。
こうして、僕に会いに来てくれたこと、嬉しくて。
ユノさんが、僕のこと、気にかけてくれたこと、嬉しくて。


自分が女の子みたいで、ちょっと情けなかったけど。
・・・嬉し泣き、なんだ。


チャンミン・・・泣くなよぉ・・・。


ユノさんがちょっとおろおろしながら。
僕の髪の毛をくしゃくしゃっとして。

そして、ぐっと、肩を抱き寄せてくれた。


わぁぁぁ~んって。
冗談じゃなく、もっと泣きそうになったけど。


ユノさんをこれ以上、困らせたくない。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔、見られたくないから
ユノさんの着てたTシャツの、胸の上の当たりでこそっと拭いちゃった。


チャンミン、これ、俺のお気に入りのTシャツ・・・。ま、いいや。拭いていいよ。


背中をさすられて、まるで僕は子供。
でも、ユノさんの腕の中が、あったかかった。



「チャンミン、ちょっと落ち着いた?」


首を縦に振る。


「よかった。女の子に泣かれるのと同じぐらい、びっくりした。もぉ、どうしよって・・」


・・・とにかくさ、チャンミン元気かなって思って来ちゃっただけだから。
あんまり深く考えんなよ。
チャンミンが元気なら、それでいいんだし。


はい・・。
素直に答える。


ユノさんは、昨日僕がなんで逃げたかなんて、聞かないんだね。
それも、ユノさんの気遣いだって僕にはわかる。


だから、僕から言わなきゃ。






チャンミン6-1




関連記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。