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stay gold 45




それから。


僕とユノさんは、会うたびに絆が強くなっていったと思う。
もちろん、毎日会ってたわけじゃない。
お互いに・・・節度は守ってた。


チャンミンはまだ未成年なんだからね、って
時として僕が社会人のユノさんと同じように振舞おうとすると、
やんわりとユノさんに注意されたりして。


そういう時もあれば、僕を思いっきり甘やかしてくれる時もあった。
ユノさんと会える日は、部活が終わるとすぐユノさんのアパートに行って
とりとめもないおしゃべりをして、ご飯食べて。


ユノさんがバイトの時はその間、僕はユノさんのアパートで宿題して。
夜遅くバイトが終わるユノさんを待たずに、僕は帰らなきゃいけないから。
手紙を書いて、テーブルに置いて、鍵締めて帰る。


ユノさんは、その手紙を毎回楽しみにしてくれてた。

バイト終わってアパート戻るとチャンミンがいないから、
あぁあ、チャンミン帰っちゃったなって寂しくなる。
で、テーブルになんか置いてあるぞって見ると、チャンミンのかわいい字で


ユノさんバイト、お疲れ様でした。
宿題、さっき終わりました。
また、テスト終わったら会ってください。

ユノさん、今日もユノさんのこと、大好きです。

チャンミン



ユノさんは、僕が書いた手紙、全部取ってあるよって言って
クッキーの空き缶に入った、束になった手紙を見せてくれたっけ。



僕の足のケガが治ったときは、ユノさんがアパートで
あの、ふわふわな「卵のカステラ」をフライパンで作ってくれて。

それにキャンドル立てて、なぜか誕生日会みたいに祝ってくれた。



一つひとつのことが、、僕とユノさんの心に楽しい思い出として積み重なっていった、あの日々。



学業と部活、とにかくそれが第一だからって、ユノさんはいつも言ってた。
だから、僕もそれだけは守ったよ。
ユノさんのことが好きだったから、大好きだったから、
いつまでも、二人でいれるように・・・・。




でも。




一部の部員から、僕とユノさんのことが噂として広まっていった。
僕の耳にそれが入ったときは、すでに噂はかなり大きくなっていて。



友達からは「チャンミン、気にすんなって言ってやりたいけど・・・・。周りは結構見てるからさ、気をつけたほうがいい。傷つくのはチャンミンだから・・・」って言われた。



うん、ありがと。気をつけるね。
そうとしか言えなくて。


ユノさんも、僕の様子がおかしいってある日気がついて、夜、メールをくれた。




チャンミン・・・あのさ。
あした・・部活終わったら会える?





それまではユノさんがボートハウスに来てくれてたのに、
本屋の階段の踊り場で・・・って言われた。



なんだか寂しかった。
好きな人とどうして自由に会っちゃいけないのか、って
怒りさえ覚えたけど。
でも、開き直ってユノさんとのことおおっぴらにできるわけでもなくて。



その日、僕は部活を終えて本屋に向かった。
階段を上がって、待ち合わせの場所、っていつか決めた踊り場に行く。



ユノさんは、もうそこにいた。



チャンミン元気?
いつもの優しいユノさんの声と眼差し。



僕とユノさんは、階段のステップに腰をかけて。
しばしお互いに無言になる。



誰もいない、寂しい踊り場。



チャンミン・・・あのさ・・・。



ユノさんが口火を切る。



この間・・・湖行った時・・・畔を歩いてたら
チャンミンの友人っていう子が俺んとこに来て・・・。




え?
ユノさんの話に僕はびっくりした。
そんな話、初耳だったから。




俺とチャンミンがよく会ってるのを部員の子達が噂立ててるからって。
教えてくれたんだ。




僕はなんて言っていいかわからなくて、俯くしかなかった。




不用意だったな・・・って。
チャンミンを守るつもりが、全然守れてなかったって・・・。
・・・・ごめん。



ユノさんが謝るから、
謝る必要ないです。ユノさんのせいじゃない。

必死になって否定する。




ん・・・でもさ・・・このままじゃ・・ダメだよな。




このままじゃ、ダメ・・って。
どういうこと、ですか・・?



僕はユノさんの言葉に混乱して、頭が真っ白になった。





チャンミン4-1





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