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stay gold 49




電車に乗り込むと、時間が早いからかあまり人がいなくて
余裕で座れた。


僕がちょこんと座ると、ユノさんが後について僕の横に、どかっと座る。



男らしいな、ユノさん。


ちらっと視線を投げると、ユノさんは携帯をいじってメールを打ってる。
友達か誰かにメールしてるのかな。



・・・と思ってたら、ポケットに入れた僕の携帯がぶるぶるっと震えた。



誰だろ・・・・母さんかな・・?
画面をチェックすると。



ユノさんが「ん、んんっ」って咳払いする。
何?って思いながらメールを開けると。



俺だよチャンミン。
となりに座ってる男より。




な、なんで?隣に座ってるんだから話しかけてくれればいいのに!
あんぐり口を開けてそのメールを眺めてると、ユノさんがまた「えっへん」って咳払い。



僕の様子を見て、ユノさんがまた携帯触ってる。



僕の携帯がまた震えた。



チャンミン、手、握りたいな。



今度は僕が咳払いをして、メールを返信する。



ユノさん、電車の中だからそれは我慢です。



・・・そうなの?ちょっとぐらいいいじゃん。



だ・め・で・す!



チャンミンのケチんぼ!




な!
僕は隣に座るユノさんを睨みつけてやった。



ユノさんは、どこ吹く風って顔してる。
僕はそれ見てすぐにメールを必死に打ち返す。



ケチ?ケチって言いました?そんなこと言っていいんですかユノさん。



送信のボタンをえいっ!って大げさに押すジェスチャーをして送る。



ユノさんがすぐにメールチェック。



だってさ・・・まぁ、チャンミン怒らせたら怖そうだから謝っとく。
せっかくのデートだし。映画館でちょっとだけ、手、握っていい?
それもダメ?




そんなメールが来たから、もう・・・強く出れないよ。



仕方ないですねユノさん・・・映画館だったら・・まぁ・・いいですけど。



本当はすごく嬉しかったけど、ちょっとひねくれてるのかな、僕は。




横目でユノさんを見ると、ユノさんは満面の笑顔だった。



その表情を見ながら僕もニヤニヤしてると、電車のアナウンスが流れてきた。



「次は○○、○○。右のドアが開きます」



それを聞いて、ユノさんが「えっ!?」って驚いて立ち上がる。



どうしたんだろ?ってユノさんを見上げると。



「チャンミン、降りる駅過ぎてるよ!」だって。



お互いメールに夢中になっていて、下車する駅を乗り越していたことに気がついた。
ユノさんがぐいっと僕の手を掴んで、電車を降りる。



「やっちゃったねチャンミン」



ぺろっと舌出して笑うユノさん。



乗り越しちゃったけど。
こんなハプニングも、ユノさんと一緒だったらいくつあってもいいや。
映画館に着く前に、結局ユノさんに手を握られて。



嬉しくって、僕はちょっとだけユノさんに指を絡めてみた。




チャンミン3-1




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