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stay gold 56




赤ちゃんみたいにすやすや寝てるユノさんを、腕の中に優しく抱きしめてたら
僕に全体重を乗っけてきて。


動けなくなった。



どうしよう・・・。
ユノさんが目覚めるまでこのまま?


ユノさんを起こさないように、何度かそっと体をずらそうと試みるけど
そうすればするほど、ユノさんは僕のほうにくっついてくる。



ユノさん、くっつき虫みたい。
つん、とユノさんの鼻先を指で軽く弾く。



格好のいい、鼻。
ふざけて鼻をつまんでみる。



ん、んん~っ、ふがっ



無意識のうちに、イヤイヤするユノさん。
かわいいな。



しあわせな気分。
ユノさんがホントに赤ちゃんみたいだから
うろ覚えの子守唄をそっと歌って
ユノさんの背中をぽんぽん、って軽く叩いてあげる。



僕のほうがずっと年下なのに
時折、ユノさんを守ってあげたくなる、この不思議な感覚。



ユノさん、好きだよ。
僕が守るよ、ずっと。
しあわせにしてあげる、ユノさんのこと。



眠ってるユノさんに話しかけるつもりで呟く。



ユノさんの頭を撫でながら
だんだんと黄昏を迎えるこの部屋。



いつか・・・。
ずっとユノさんと一緒にこのままいれたら。


一緒に住みたいな・・・ユノさんと。
そうすれば、ずっとずっと・・・一緒にいられるから。



ユノさんの身の回りのこと、僕がしてあげる。
お休みの日には一緒にどこかに出かけて、ユノさんは僕の写真を撮って。
ずっとずっと、しあわせに暮らしたい。



まだ僕は高校生だから、自立できていないけど。
いつか、叶えられたらいいな。



そんなこととめどなく考えてたら。



ユノさんが、いつの間にか目が覚めてたみたいで
黙って僕の顔をじぃっと見つめる視線とぶつかった。



目・・・覚めました?



あぁ・・・って、ユノさんが微かに微笑む。



いつの間にか寝てたみたい。



ええ・・・すごく気持ちよさそうに寝てました。



うん・・・夢・・・見てた、みたい。



どんな夢・・・ですか?



チャンミンが、子守唄歌ってくれてた。
ああ・・しあわせだなあっていう夢。



それ、夢じゃないですよ、と言いかけてやめた。



チャンミンは?起きてたの?それとも眠ってた?



・・・起きてましたけど・・・僕も夢見てました。



・・・どんな夢?



ユノさんと・・ずっとずっと一緒にいる夢です。
いつまでもずっと一緒に・・・。



ずっと?



はい。



チャンミン・・・



・・・はい・・。



それ、夢・・じゃなくて・・・現実にしよう・・?



・・現実に・・・?



そう、現実にする。一緒に。



そうか、そうですね・・・夢じゃなくって、現実にする・・・。
僕は独り言のように何度も呟く。



現実に・・・。



そうだよ、チャンミン。



・・・はい。
約束です、ユノさん。



そっと小指を差し出して
ユノさんと指きりげんまんする。



夢を現実にする。
それがユノさんとだったら絶対にできる。



夕暮れを迎えた部屋で
まどろみながら、僕はユノさんとの永遠を強く願った。






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