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stay gold 63




いつもユノさんのアパートに行く道のりを
僕は全速力で自転車を漕いでいく。



ユノさん



ユノさん、あのね。



僕、まだ答えが出せないでいるけど
このままユノさんと会えないでいるのはいやなんだ。



だから、こうして会いに来ました。
ユノさん、元気ですか?



心の中で、勝手にユノさんの顔を思い浮かべながら
ユノさんに話しかける。




自転車を漕ぎながら、僕の横を風が通りすぎる。




気持ちいいな。




ユノさん、バイトがあるとしたらまだ帰ってないだろうな。
どうしよう。アパートに行くか、バイト先に行くか。




赤信号で止まって考える。




いきなりバイト先に行ったらユノさんに迷惑かけちゃうな。
やっぱりアパートで待ってよう。





信号が変わって僕はまた自転車を漕ぎ出す。
なんだか久しぶりの、この道。




この道を通る時はいつも




ユノさんのことが好きで
ユノさんのことばかり考えていて




すごく幸せで




明日も明後日も、ずっとずっとこの気持ちでいるって自信があって。




今もね、それはきっと変わらないけど。
ちょっとだけ、不安なんだ。




でも、会いたい。




会いたいから、行く。




自転車のペダルを一生懸命漕いで、




この角を曲がると、あともう少し。




その向こうにユノさんのあのアパートが見えてくる。




部屋の灯りは・・・ついてない。
やっぱり、バイトかな。




もう僕の視界には、ユノさんのアパートしかなくて
一直線でスピードあげて、自転車を漕いでいく。




と、その時。




横の小道から、気配がした。




あっ・・・と思ったら、遅かった。




何が起こったのか、わからなかった。




車のブレーキが、悲鳴のように聞こえたことだけ、覚えている。






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