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チャンミンさんちのゆのくまくん2




「ゆのくま・・?それって・・・・」



「はい」



その男は、僕の次の言葉を待っている。



「それって・・・・本名ですか?」



そんなことを聞かれるとは思ってなかったみたいで、その男・・・ゆのくまは
つぶらな瞳がちょっとだけ糸っぽくなった。



「そ・・そうですけど。・・・ゆのくまが僕の名前です」




くま・・・って・・。
いや、待てよ。
ちょっと見、普通の人っぽいけど・・。
よく見ると・・・あれ・・・耳・・・?
柔らかそうな髪の毛の合間から二つ・・・耳みたいなものが・・。



僕は近寄って、その耳らしいものを引っ張ってみる。




その男・・・いや、ゆのくまは「きゃ」と短い声をあげて痛がった。



あれ・・?



ゆのくまが僕に背を向けた瞬間、
今度は、しっぽみたいなものがお尻にくっついてるのが見えた。



僕はかがんでそれも引っ張ってみた。



「きゃ!」



またゆのくまは痛がって丸くなった。



その姿を見て、なんだか気の毒になった。



「ゆのくま、ごめんね」



丸まっているゆのくまにそっと声をかけてみる。



むぅ・・・ゆのくまは唸っているのか、微かな声が聞こえた。



「ゆのくま、痛かったね。ごめん」



もう一度、謝って、そっとゆのくまの頭を撫でてやる。



するとゆのくまは
ふんふん言い出して、ごろごろと寝転がりながら僕の膝に頭を乗せてきた。



目が合うと、にっこり笑うゆのくま。



なんだか・・・かわいいな。



僕はすっかりこのゆのくまがどこから来たのかも忘れて、
そんなことを思った。






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