入口 > スポンサー広告 > スポンサーサイト短編 > チャンミンさんちのゆのくまくん3

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

チャンミンさんちのゆのくまくん3




それから・・・僕とゆのくまの奇妙な生活が始まった。


得体のしれないくま・・・それがゆのくまだ。


人間のようにも見えるが、耳やしっぽは明らかにくまのそれ。


肌を撫でると、くまのような毛はないけど、「ふわっ」としている。
なぜだか頬ずりしたくなるような「やわらかさ」。


ちょっと優しく声をかけようものなら、ごろごろ転がってきて僕の膝に頭を乗っけてきて
ふんふん言ったり、にこにこしたり。



一体おまえは何者だ。



「はい、僕はゆのくまです。チャンミンさんちでごろごろするのが好きです」



そのあと、あ!とつぶらな目を精一杯大きくして



「それと、チャンミンさんも大好きです!」



そんなふうにとってつけたように言うからさ。



「ゆのくま・・・僕に気に入られようとしてそういうこと言ってるでしょ」



意地悪な質問を投げかけてみると



むぅ・・・・ゆのくまはちょっとうなだれて丸くなる。



「どうしたの、ゆのくま?」



そばに寄って様子をみると・・・。



ちょっとだけ悲しい顔してるからさ・・。



「うそ、冗談だよ、ゆのくま。いいよ、好きなだけここにいても」



そういうと、ゆのくまはがばっと起き上がって、クローゼットから何かごそごそ探している。



何だろう、と見ていると。



「あ、見つけました!」



何かを見つけたらしい。



嬉しそうな顔をして、手にしてるのは・・・僕のネックピロ-。



それを掴んで、僕のところにやってきた。



「あのぅ、チャンミンさん、これ・・・。」



ふんふん言いながら、ゆのくまは自分の首にネックピロ-をはめて
ごろんと寝転んだ。



「これ~、とっても気持ちいいです」



ほへ~と、幸せそうな顔して寝転がってるから。



「・・・・いいよゆのくま、それ・・・貸してあげる。僕の・・・」



お気に入りの、と言いかけて。



ゆのくまを見ると。



ぐぅ・・・。



あれ・・・寝てる。



・・・ったくもう。



こんなマイペ-スな奴、初めてだ。



仕方ない。



そこらへんに転がって寝てても一向に構わないのだけど。



夏だからといってそのまま寝てしまったら夏風邪をひくだろうから。



(風邪ひかれたら看病するのは僕なんだし・・・。)



・・・ってことで、そっとやわらかそうなお腹の上に、タオルケット1枚、掛けてあげた。



ゆのくまはむにゃむにゃ何か言いながら、気持ち良さそうに寝てる。



一体どんな夢を見てるんだろう、ゆのくま。





4iSVhmgTj_X5VZy1372565785_1372566012.png




関連記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。